奄美大島・喜界島 頼れる身寄りがいない高齢者に関わる支援者のためのヒント集
頼れる身寄りがいない高齢者の支援にあたる、医療・介護の方々のためのヒント集です。現場で起こりがちな困りごとと地域の工夫、参考様式、相談窓口の一覧をまとめています。下記よりダウンロードいただけます。
ヒント集の目的
目的:頼れる身寄りがいなくても、その人がその人らしく住み慣れた地域や望むところで老いることができる、いわゆる「Ageing in Place」の実現を目指すために
頼れる身寄りがいない方々は、高齢期において体調の変化などにより医療と介護の両方が必要な状態になった際、日常生活から医療の意思決定や死後事務に関することまで様々な問題に直面することが少なくありません。支援にあたる医療や介護の従事者(以下「支援者」)がこれらの問題を解決する過程で、不安を抱えたりつまずいたりすることはごく自然なことと言えます。また、支援者が1人で抱え込んでしまうことにより、バーンアウトしてしまう可能性も大いにあるのではないでしょうか。だからこそ、頼れる身寄りがいない方はもちろんですが、支援者も孤独にならないよう、関係者が繋がり合い、それぞれの意見を尊重しながら、職種や機関を超えた“多職種で連携していくこと”が問題解決には必要です。それぞれの役割が違うからこそ補い合えることがあると期待し、頼れる身寄りがいない高齢者に“チームで関わること”を1つの考え方として提案するために、「奄美大島・喜界島頼れる『身寄り』がいない高齢者に関わる支援者のためのヒント集」(以下「ヒント集」)が作成されました。
令和5年度から「奄美大島・喜界島在宅医療・介護連携推進事業」では、“頼れる身寄りがいない方への支援”を課題の1つとして取り組んできましたが、その中で、地域の支援者の方々が様々な場面でその対応に苦慮していることが見えてきました。と同時に、それぞれが様々な工夫を凝らし対応していること、関係機関と連携をとり協働して解決に向けて動いていること、特に医療と介護の枠を超えたチームで取り組むことで成功した事例がいくつもあることがわかり、多職種が連携したチームで関わることが大切なのではないかという結論に至りました。そこでこの「ヒント集」では、この事業で得られた材料を編集して、現場で起こりがちな困りごとやそれに対して地域の支援者が実践している日頃の工夫、また既存のガイドライン等の押さえておきたいポイントなどを整理し、参考様式や悩んだときの地域の相談窓口一覧なども併せて掲載いたしました。
この「ヒント集」には、奄美大島・喜界島で日頃支援にあたっている方々の知恵がたっぷりと詰まっています。支援に悩んだときや、いざという時に慌てないために、何より頼れる身寄りがいない方が、その望む暮らしを実現できるように、それぞれの地域や事業所等で、この「ヒント集」を活用していただければ幸いです。